心理的安全性のあるチームで毎日打ち合わせすること
ぼくらのチームは、昨年から、毎日2時間の打ち合わせを設けています。一時期は衝突が続いて混迷を極めたこともありましたが、今ではそれを乗り越えて、心理的安全性があると言い切れるチームになりました。
今回は、心理的安全性のあるチームで毎日打ち合わせすることについて書きます。
打ち合わせでやること
その日、その週によって色々ですが、主に以下のような事をやっています。
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1週間の計画(これは毎週やる)
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作戦会議
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プチワークショップ;発散・収束
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モブワーク;企画、資料作成、ドキュメント作成、etc...
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チームに関すること;メンバ個々人の価値観共有、チームのビジョン対話、etc...
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1週間の振り返り(これも毎週やる)
ちなみに、コロナ禍以降、現在は全員がほぼ在宅勤務、毎日ZoomやTeamsなどを使って画面共有しながら、リモート会議を行って継続しています。
いいところ
チームの関係の質がぐんぐん上がる
毎日同じ目的を持って、同じ時間を過ごし、作業や対話を行うことで、お互いの考え方や得手不得手、好き嫌いが分かってきます。そうすると、チームの関係が良くなっていきます。
モヤモヤを抱える期間が短くて済む
打ち合わせと打ち合わせの間に、チームのことやそれ以外のことでモヤモヤすることがあっても、最長1営業日で次の打ち合わせを迎えます。心理的安全性がある場では、モヤモヤしたことをノンストレスでぶつけることが出来て、大抵のことは気持ちがスッキリします。(連休直前にモヤモヤするとつらい)
急な休暇を取りやすい・受け入れやすい
チームで仕事を進めていくスタイルが定着するので、誰か1人が急な休暇が必要になったときにも、周りのメンバでカバー出来るようになります。
イマイチなところ
気を付けないと「仲良しクラブ」になりそう
毎日打ち合わせで顔を合わせていると、だんだん”なあなあ”になってきます。”なあなあ”が続くと、変化も進化もしない、心理的安全性とは異なるチームになってくる危険性があります。これを防ぐためには、皆がこのことを理解して気を引き締める、言いづらいこともハッキリ言う、目的を忘れない様な施策を打つ、などの工夫をしないと、ただの「仲良しクラブ」に成り下がります。
作業効率を落とさない工夫が必要(落ちる気がしてくる)
個人で作業する時間は相対的に減るので、なんとなく作業効率が落ちる気がしてきます。急に毎日2時間の打ち合わせを設けると、作業効率は実際に落ちると思います。良いところを享受し続けるために、作業効率を落とさない工夫が必要になります。
(ちなみにこの工夫さえ続けていけば、個人で分担し続けるよりもチームで働く方が、作業効率を上げられるという謎の自信が湧いてきています。)
おわりに
金曜日に抱えたモヤモヤも、月曜日にチームで打ち合わせしながら作業することで、あらかた吹き飛んでしまいました。土日はブログに救われました。個人主義の方もたくさんいらっしゃると思いますが、他者との関係から生まれる良いことは、たくさんあると感じています。みなさんも、ぜひ。
おわり。
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(金曜日に抱えたモヤモヤ)