対話の浅い深いを、UNOで喩えてみる
全く深まっていかない対話の様子と、深く対話を紡いでいく様子を、“UNOの札の出し方”で喩えてみようと思います。
深まらない対話
UNOで言うと、まず色が同じで数字違いの札を出す、次は色違いで数字を合わせた札を出す、また次は色を合わせて数字違いの札を出す、というような感じです。
赤1→赤8→青8→青4→緑4……
当たり前に普通のUNOです。ゲームとして見ると、次に出せるものが残るかどうかワクワクする、スリリングな展開で盛り上がるような感じかもしれません。
しかし、対話としては何も深まっていかない、表層をずっと漂っている感じの対話だと感じます。
深い対話を紡ぐ
UNOで言うと、前に出された札の色と数字に対して、出来るだけ近い物を重ね続けていく感じだと思います。
赤1→赤1→赤2→赤3→青3→青3→青2→赤2……
ローカルルールで縛りを入れた感じのUNOです。ゲームとしてみると、ルールには無い制約が加わり、難易度が上がりすぎて出せる札が減りすぎて、一見つまらない感じかもしれません。
しかし、対話としては、「さっき出た赤2と、青2を経由して出た赤2、めちゃくちゃ共通点あるんじゃない!?」的な気づきに繋がったりしそうです。
おわりに
手札の重要性。手札が足りなければ、深い対話は難しいのかもしれない、と気づきました。
また、傾聴の重要性。前の人が何を場に出したのか、本質を聞くことも必要だと気づきました。
深い対話のためには、プレイヤーの皆さんが、たくさんの手札を貯めておく、たくさんの人生経験を積んでおく必要があり、前の発言を味わい尽くした上で、適切な自分の手札を場に出せる、ちゃんと伝わるように言語化できる必要があるのかもしれない、と気づけました。
おわり。
追伸
諸事情があり、更新はごく稀に、細々と続けられるかどうか、という状況になってしまいました。
お世話になっていた皆さんのブログへも、中々訪問し辛い状況です。
これまでとは変わり、ゆるくゆるーく、となりますが、引き続きよろしくお願いします。
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