批評ばかりする人の効能
批評ばかりする人、周りにいませんか。 「評論家になるな、自ら行動せよ」的な話を聞いたことがある人もいるでしょう。今回はこの「批評ばかりする人」「評論家」の効能を明らかにします。
(以降、この記事では、評論家を批評家と呼ばせてもらいます。)
行動と発言をの質をそれぞれ2タイプに分けて、批評家の人とそれ以外の人の違いを明らかにすることで、その効能がはっきりと見えてきます。
行動と発言の質を考慮した軸
発言の質
「一般的なことを言う」←→「目から鱗のことを言う」
行動の質
「自分はやらない」←→「自分はやる」
この2つの軸をもとに、タイプを4つに分けました。
4つのタイプ分け
批評家、実行者、提唱者、開拓者の4つです。
①「批評家」
一般的なことを言う、自分はやらない人
誰もが聞いたことありそうな、
いわゆる良いこと、
理想的なことを言います。
学習を好みます。
発言を聞いた方は、
それが出来ないから苦労してるんだよ!
と思います。
意外と現状は正しく認識できている様子です。
正論を振りかざしがちなので、
言われた方は苦しくなったりします。
発言に責任を持たない傾向にあります。
自分はやらない上に、
発言内容自体も自分で考えたことではなく、
どこかで聞いたことをそのまま言うからです。
②「実行者」
一般的なことを言い、自分で行動に移す人
誰もが正論だと思うことを、
自ら行動できる、優秀な人です。
行動と結果を好みます。
誰もが正論だと思うこと、ということは、
上から言われたことをそのまま愚直にこなす人、
だったりするかもしれません。
それができたら苦労しないよ、
ってことをさらっと行動に移す人は、
称賛の対象になります。
発言はしたりしなかったり、
まちまちな感じもします。
発言したことは実行するので有言実行、
責任感があります。
③「提唱者」
目から鱗のことを言う、自分はやらない人
誰も聞いたことないような、
目から鱗の自説を、
自分の言葉で語ります。
そのために、学習と思考と経験(実験)を好みます。
聞いた方は、
なにそれ面白い!自分にも出来るかな、どうかな?
と半信半疑くらいになるかも。
現状を正しく認識できていないと、
面白いけど自分にはちょっと……と
思われるリスクをはらみます。
発言には若干の責任持つ傾向にあります。
自分ではやらないけれど、
自分の発言は自分が考えて
編み出した説だったりするからです。
④「開拓者」
目から鱗のことを言い、自分で行動に移す人
誰も思い付かなかったことを言い、
それを実行していくスーパーマン、イノベーターです。
信念を持って行動し、
思考と試行を繰り返す忍耐力を必要とします。
発言には熱と力と責任があります。
ただし「目から鱗」の発言内容に周りが価値を認めないと、
ただ暑苦しい人だと思われ、
孤立して辛くなるかも。
まとめ
他の象限の人と比べると、評論家の効能の小さそうなこと……気をつけます。みなさんもどうか、お気をつけて。
なお、自分で物事を進めるときは「実行者」だった人が、他人を支援するときは「批評家」になったりもします。人をスパッと枠にはめることは出来ないとは思いますが、「今の自分はどこかな?」と考える上での道しるべにしてください。
続きはまた今度。
ご参考
ちなみに、似た軸を元に書かれた記事を見つけました。
タイムリー。
www.tokuniyarukotonaikara.work
このわん吉さんは、きっと、「開拓者」。
素晴らしい。