発散と収束のあいだ ~ダイコンスクラム~

働き方改革?生産性向上?そんなことよりまず全員が幸せに働ける世界にしよう。「チーム」「信念」「感情」この3つの大切さを日本中に広めたい。思考と感情をダンプし、自分の輪郭を明らかにする。心理的安全性を高める哲学とか解説ポエムとか、アジャイルなマインドとか

批評ばかりする人の効能

批評ばかりする人、周りにいませんか。 「評論家になるな、自ら行動せよ」的な話を聞いたことがある人もいるでしょう。今回はこの「批評ばかりする人」「評論家」の効能を明らかにします。

(以降、この記事では、評論家を批評家と呼ばせてもらいます。)

 

行動と発言をの質をそれぞれ2タイプに分けて、批評家の人とそれ以外の人の違いを明らかにすることで、その効能がはっきりと見えてきます。

 

 

行動と発言の質を考慮した軸

発言の質

「一般的なことを言う」←→「目から鱗のことを言う」

 

行動の質

「自分はやらない」←→「自分はやる」

 

この2つの軸をもとに、タイプを4つに分けました。

 

4つのタイプ分け

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批評家、実行者、提唱者、開拓者の4つです。

 

①「批評家」

一般的なことを言う、自分はやらない人

 

誰もが聞いたことありそうな、

いわゆる良いこと、

理想的なことを言います。

 

学習を好みます。

発言を聞いた方は、

それが出来ないから苦労してるんだよ!

と思います。

 

意外と現状は正しく認識できている様子です。

正論を振りかざしがちなので、

言われた方は苦しくなったりします。


発言に責任を持たない傾向にあります。

自分はやらない上に、

発言内容自体も自分で考えたことではなく、

どこかで聞いたことをそのまま言うからです。

 

②「実行者」

一般的なことを言い、自分で行動に移す人

 

誰もが正論だと思うことを、

自ら行動できる、優秀な人です。

 

行動と結果を好みます。

誰もが正論だと思うこと、ということは、

上から言われたことをそのまま愚直にこなす人、

だったりするかもしれません。

 

それができたら苦労しないよ、

ってことをさらっと行動に移す人は、

称賛の対象になります。

 

発言はしたりしなかったり、

まちまちな感じもします。

 

発言したことは実行するので有言実行、

責任感があります。

 

③「提唱者」

目から鱗のことを言う、自分はやらない人

 

誰も聞いたことないような、

目から鱗の自説を、

自分の言葉で語ります。

 

そのために、学習と思考と経験(実験)を好みます。

聞いた方は、

なにそれ面白い!自分にも出来るかな、どうかな?

と半信半疑くらいになるかも。

 

現状を正しく認識できていないと、

面白いけど自分にはちょっと……と

思われるリスクをはらみます。


発言には若干の責任持つ傾向にあります。

自分ではやらないけれど、

自分の発言は自分が考えて

編み出した説だったりするからです。

 

④「開拓者」

目から鱗のことを言い、自分で行動に移す人

 

誰も思い付かなかったことを言い、

それを実行していくスーパーマン、イノベーターです。

信念を持って行動し、

思考と試行を繰り返す忍耐力を必要とします。


発言には熱と力と責任があります。

ただし「目から鱗」の発言内容に周りが価値を認めないと、

ただ暑苦しい人だと思われ、

孤立して辛くなるかも。

 

まとめ

他の象限の人と比べると、評論家の効能の小さそうなこと……気をつけます。みなさんもどうか、お気をつけて。

なお、自分で物事を進めるときは「実行者」だった人が、他人を支援するときは「批評家」になったりもします。人をスパッと枠にはめることは出来ないとは思いますが、「今の自分はどこかな?」と考える上での道しるべにしてください。

続きはまた今度。

 

ご参考

ちなみに、似た軸を元に書かれた記事を見つけました。

イムリー。

www.tokuniyarukotonaikara.work

 

このわん吉さんは、きっと、「開拓者」。

 

素晴らしい。

 

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