「欲のはなし」満たすか捨てるか
人間、誰しも欲望はあります。欲が満たされると、幸せを感じるでしょう。
欲の多寡
“欲が多く、どんどん行動してたくさんの欲を満たす人”と“欲が少なく、じっと過ごして少しばかりの欲を満たす人”、幸せなのはどちらでしょうか。
そんなの当人にしかわからないよ、と言われればそれまでなのですが、簡単な数式で類推することはできると思います。
幸せ=(分子)満たされた欲の量/(分母)求める欲の総量
人が感じる幸せの公式は、これです。欲深い人は分母が大きく、欲の少ない人は分母が小さくなります。計算方法は、ただの分数と同じです。
例えば欲深いけど欲を満たしまくっている(50/100)の人と、欲は少なく慎ましく暮らしている(10/20)の人は、どちらも計算結果は(1/2)なので、同じくらい幸せだ、と言ってよいと思います。
欲を求めるも欲を減らすも個人の自由
分母と分子の両方を増やしながら生きていくことと、分母を減らしながら分子を少しずつ増やして生きることの、どちらを選んでも誰にも文句を言われる筋合いはありません。
ただ、個人的には、分母も分子も増やし続ける生き方には、限界があるような気がしています。分母と分子が大きくなると、かかる労力は増え続ける割に、幸せの総量は増えていかないからです。
おわりに
数式としては簡単すぎる「(分子)満たされた欲/(分母)求める欲の総量」ですが、実際に値を入れるのは困難を極めると思います。あくまでも概念の話として、心の片隅に置いておくのが良い気がします。
さてそろそろ、甘いものが食べたいという欲が湧いてきました。幸せが減っています。ギブミーチョコレート。おわり。
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