大事なことですらあえて忘れる生き方
皆さんは、記憶力に自信がありますか。正直、ぼくは、からっきしダメです。すぐ忘れます。
でも最近、「意図的に忘れている」と言い切っても良いかも?という気がしてきました。
脳みそは有限
どれだけ賢くったって、使える脳みそは有限です。脳について、あまり詳しくはないけど。
多少なりとも分かるPCに例えると、脳で処理する必要があることって、こんな感じでしょうか。
脳みそでやっていること
CPU(演算)
答えを出したり、仮説を立てたり。いわゆる“考える”こと。思考。
キャッシュメモリ(瞬時記憶)
“考える”瞬間に、どれだけ複雑なものを分解したり組み合わせたりできるか、その量や早さの要素。
メモリ(一次記憶)
“考える”に当たって、どれだけのことを考慮に入れられるか、幅広い視野で物事を捉えられるか、その量的な領域。
HDD/SSD(二次記憶)
どれだけたくさんのことを覚えていられるか。その量的な領域。物理的に大きい。
何が有限か
正直、うまく言えないです。でも、何かが有限です。例えるなら、たまにRPGゲームにあるような「10ポイントを何かのパラメータに割り振る」世界で言う10ポイント的な上限。脳みそにもあるような、ないような。
外部に使えるリソース
一方、PCも進歩してきて、外部に大量に使えるリソースが増えてきました。脳みそで考えても、同じように、使える外部リソースがあります。
ストレージ/クラウド(外部記憶)
どれだけたくさんのことを記録しておけるか。記録さえできれば、一旦忘れても良いものを残しておくところ。
手書きのノートでも良いし、テキストメモでも音声メモでもいい。タスクならToDoリストがいいかもしれないし、スケジュールならスケジューラや手帳に書くと良いです。思い出したいときに、タイムリーに情報にアクセスできれば、忘れていても問題ありません。
何に注力するか
ぼくが「意図的に忘れている」と(言い訳)しているのは、「脳みそ的に外部記録媒体に全力で依存することで内蔵HDDは極力減らして、CPUとキャッシュとメモリとして使うことに注力しているんだ!」という論理です。
例の10ポイントを、
- CPU→4
- キャッシュ→3
- メモリ→2
- HDD→1
と振っている感じ。
HDDには、どこに記録したかを示す「インデックス」だけを残して、後は外部記録媒体に記憶を散らかしまくってます。
例えば手書きメモ、Evernote、職場のOneNote、スケジューラ。考えてみると、このブログも、外部記録媒体として使っているようなものです。
考えた内容は詳細に覚えていることが少ないですが、どこかに行けば残っている感じです。どこに書いたかは、パッと思い出せるようにしています。脳みそがある程度勝手に。
おわりに
正直、ちょっと格好付かないときもあります。手元に外部記録的なものが全く無くて、内容が思い出せなくて、説明できないときがあったり。予定をスケジューラに入れ忘れてダブルブッキングしてしまったり。でも、格好悪くてもいいじゃない。ぼくは、“考える”という実利を取りたい。
ポイントの割り振りが、先天的に決まるのか後天的に変えられる要素があるのかは、分かりません。でも、記録先を外部に持つことは、自分で行動できます。忘れてもあそこに書いたから大丈夫、という安心感を得ることくらいはできます。
皆さんは、脳のポイントを、どこにたくさん割り振っていますか?
※paraestaの思考力が高いと思えないって?だとしたら悲しいかな、ポイントの総量が、少ないんでしょうね……