“切り”のいいところってどこ
「“切り”のいい所で止める」という言葉があります。でも、“切り”って何ですかね?
切りの良さ
切りのいいところ 物事を途中で終えるのに丁度よい切れ目。 区切りのつけやすい部分。
「途中で終えるのに丁度よい切れ目」
感覚的には分かるのですが、説明しろって言われても難しいです。もし、複数人の間で「ここが丁度よいよね!」という丁度良さの主張が割れたら、“丁度よいところ”を上手く一致させられる自信がありません。
では、どうやって区切りをつけましょうか……
時間で区切る
他に物事を途中で終える手段として、「時間で区切る」という手もあります。学校の授業は、基本的には時間区切りですよね。もちろん、切りの良いところで終えようとする先生が大半だとは思いますが。
時間で区切ると、終わるタイミングは明確です。計測すれば、解釈の違いで判断が変わることはありません。どのくらいの時間で区切るか、という違いは出るかもしれませんが。
どっちが良い?
極論「“切り”の良さ」「時間」どっちで区切るか選べ!って言われたら、どちらを選びたいか、悩みます。それぞれ比べてみます。
「“切り”の良さ」区切りのメリット
- (経験上?)気持ちがいい
- “人が認識できる塊”の単位で振り返るチャンスが生まれる
- 「この区切りまでやる」という計画の通りに進行させやすい
- 区切りまでにかかった時間を計測しやすい(コスト)
「時間」区切りのメリット
- やりすぎてしまわずに済む(残業しない)
- 行動を定期的に振り返るチャンスが生まれる
- 計画に対して早く終えられる可能性が出る(ここまで出来てればいいんじゃない?的な)
- 単位時間に進んだ量を計測しやすい(生産性)
おわりに
“切り”の良さは自分の解釈でしかないかも。行動の振り返りと改善の機会を逃しているかも。
時間で切ると「成果」としての振り返りの機会を逃しているかも。次に同じことをするときに役立つ大きな気づきを逃すかも。
何となく、計画を守りながらやり切ることが大切な場合は「“切り”の良さ」、柔軟に行動を変えていくことが大切な場合は「時間」で区切ると、良い頻度で区切りが生まれる気がしました。
とはいえまあ、組み合わせが大事。時間区切りで立ち止まって確認しながら、“切り”が付いても立ち止まって確認する。それくらいの余裕を持って、物事を進めたくなりました。
おわり。