発散と収束のあいだ ~ダイコンスクラム~

働き方改革?生産性向上?そんなことよりまず全員が幸せに働ける世界にしよう。「チーム」「信念」「感情」この3つの大切さを日本中に広めたい。思考と感情をダンプし、自分の輪郭を明らかにする。心理的安全性を高める哲学とか解説ポエムとか、アジャイルなマインドとか

“切り”のいいところってどこ

「“切り”のいい所で止める」という言葉があります。でも、“切り”って何ですかね?

 

 

切りの良さ

切りのいいところ 物事を途中で終えるのに丁度よい切れ目。 区切りのつけやすい部分。

 

「切りのいいところ(きりのいいところ)」の意味や使い方 Weblio辞書

「途中で終えるのに丁度よい切れ目」

感覚的には分かるのですが、説明しろって言われても難しいです。もし、複数人の間で「ここが丁度よいよね!」という丁度良さの主張が割れたら、“丁度よいところ”を上手く一致させられる自信がありません。

 

では、どうやって区切りをつけましょうか……

 

時間で区切る

他に物事を途中で終える手段として、「時間で区切る」という手もあります。学校の授業は、基本的には時間区切りですよね。もちろん、切りの良いところで終えようとする先生が大半だとは思いますが。


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時間で区切ると、終わるタイミングは明確です。計測すれば、解釈の違いで判断が変わることはありません。どのくらいの時間で区切るか、という違いは出るかもしれませんが。

 

どっちが良い?

極論「“切り”の良さ」「時間」どっちで区切るか選べ!って言われたら、どちらを選びたいか、悩みます。それぞれ比べてみます。

 

「“切り”の良さ」区切りのメリット

  • (経験上?)気持ちがいい
  • “人が認識できる塊”の単位で振り返るチャンスが生まれる
  • 「この区切りまでやる」という計画の通りに進行させやすい
  • 区切りまでにかかった時間を計測しやすい(コスト)

 

「時間」区切りのメリット

  • やりすぎてしまわずに済む(残業しない)
  • 行動を定期的に振り返るチャンスが生まれる
  • 計画に対して早く終えられる可能性が出る(ここまで出来てればいいんじゃない?的な)
  • 単位時間に進んだ量を計測しやすい(生産性)

 

おわりに

“切り”の良さは自分の解釈でしかないかも。行動の振り返りと改善の機会を逃しているかも。

時間で切ると「成果」としての振り返りの機会を逃しているかも。次に同じことをするときに役立つ大きな気づきを逃すかも。

 

何となく、計画を守りながらやり切ることが大切な場合は「“切り”の良さ」、柔軟に行動を変えていくことが大切な場合は「時間」で区切ると、良い頻度で区切りが生まれる気がしました。

 

とはいえまあ、組み合わせが大事。時間区切りで立ち止まって確認しながら、“切り”が付いても立ち止まって確認する。それくらいの余裕を持って、物事を進めたくなりました。

 

おわり。

 

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