発散と収束のあいだ ~ダイコンスクラム~

働き方改革?生産性向上?そんなことよりまず全員が幸せに働ける世界にしよう。「チーム」「信念」「感情」この3つの大切さを日本中に広めたい。思考と感情をダンプし、自分の輪郭を明らかにする。心理的安全性を高める哲学とか解説ポエムとか、アジャイルなマインドとか

争いを止めるのはペンか剣か、それとも金か

 

抑止力、軍事と経済

先日、

 

アメリカとイランの間で諍いが起き、

 

第三次世界大戦の危機だ」

 

という話題で持ち切りになりましたね。

 

 

その騒動の沈静化のため、

 

トランプ大統領は、

 

「軍事力を行使しない」

「抑止力」

 

というメッセージを発しました。

 

「米国は優れた軍隊と軍事装備品を保有している。しかし、それを使用しなければならないということではない。米国は(軍事力の)行使を望んでいない。米国が持つ軍事面経済面における双方の力こそが最大の抑止力になる」

 

トランプ氏、イランへの反撃明言せず 軍事力行使「望まない」 - ロイター

 

きっと「平和的」と解釈された

 

このメッセージをもって、

 

多少は緊張状態が緩和したと

 

受け止められました。

 

 

名前をつけることで生まれる

一旦、話は全く変わりますが、

 

この冬

 

「ウィンターブルー」

 

という言葉をよく聞きました。

 

今、「ウインターブルー」ともいわれる「冬季うつ病」がジワリ、ジワリと注目されるようになってきた。

 

(中略)

 

●冬になると睡眠時間が長くなる。

●冬になると気分が憂うつになる。

●冬になると仕事のミスが目立って多くなる。

●冬になると外に出るのが億劫になる。

●冬になると食欲がアップする。

●冬になると甘い物やうどん、そば、ラーメン、ご飯といった炭水化物を好む。

 

ウインターブルー(冬季うつ病) | PRESIDENT Online(プレジデントオンライン)

 

これを見て、

 

個人的には呆れかえりました。

 

「名前をつけてまで、病気扱いすることなの?」

「生き物として当然の現象じゃない?」

「その症状で別に誰も死なないよね?」

 

名前をつけられることによって、

 

その症状が気になっていた人が

 

病気になった気になる。

 

その結果、

 

余計に体調を悪くする人も

 

出てくるかもしれないじゃないか、

 

と。

 

医者のマッチポンプじゃないのかと。

 

何でも病気にすんじゃないよ、と。

 

 

ただ一つ、

 

この一件を通じて、

 

ぼくにとって良かったことがあります。

 

「名前をつけると生まれるものがある」

 

と、実例を見て体感できたことです。

 

 

権力の源泉は変わってきた

また、話は変わります。

 

権力の源泉が変わってきた、

 

という話をご存知でしょうか。

 

むかし、農耕時代は土地を持っている人が強かった。ですが産業革命が起きると、今度は資本、お金を持ってる人が強くなる。

そしていまは情報産業の時代。資産も土地も、権力の源泉としての価値は下がります。いまは知的労働力、知識や情報を扱うこと、新しい技術を生みだす人が強い。

 

スクラムを組織全体へスケールさせていくフレームワーク「Scrum@Scale」入門(前編)。Developers Summit 2019 - Publickey

 

リンク先記事の本論とは関係ありませんが、

 

これを読んで、

 

妙に納得してしまいました。

 

「土地」 → 「金」 → 「知・情報」

 

だからこそ今みんな、

 

こぞって発信するように

 

なってきたのだと。

 

 

第三の抑止力とは

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平和で幸せな世の中にするために

権力の源泉は、

 

力を生み出す拠り所なので、

 

抑止力になると考えています。

 

 

軍事力が太古の権力の源泉だとして、

 

先に紹介した記事は、

 

権力=抑止力の変遷を、

 

「軍事」= 第一極

「経済(土地・金)」= 第二極

「知・情報」= 第三極

 

であると示唆しています。

 

 

「ペンは剣よりも強し」

 

という古い言葉もありますが、

 

きっと時期尚早だったのでしょう。

 

「剣」の次に力を得たのは「金」でした。

 

「剣」から「金」に移り変わる中で、

 

流れる血はおそらく減りました。

 

その一方で、

 

流れる涙が増えてはいませんか。

 

 

今こそ、

 

「『声』は『金』よりも強し」に

 

変えていくとき。

 

「知・情報」に力を宿すとき。

 

涙を笑顔に変えるとき。

 

 

新しい権力の源泉に名前を

みんなこれに感づいているからこそ、

 

SNSハッシュタグを付けて拡散したり、

 

抗議デモを行い始めているのでしょう。

 

 

一方で、

 

抑止力として成立している感はありません。

 

軍事、経済に次ぐ第三極の抑止力として、

 

世の中に、特に権力者に認めさせるために、

 

この抑止力に名前をつけたいです。

 

「ウィンターブルー」

 

のように、正しく認識され、

 

市民権を得られるように。

 

 

「言論?」弱い。

 

「団結?」いまいち。

 

「平和?」ちょっと違う。

 

 

個人的には、

 

オープンで平和的な価値観によって

繋がる集団が世の中にもたらす影響力

 

的なことを端的に述べたいです。

 

(#MeToo みたいなことですね。)

 

 

オラに元気を分けてくれ

今のところ、

 

ぼくからは良案が出てきていません。

 

みなさんの案をお寄せください。

 

力を貸してください。

 

はてなブログのコメントで、

 

はてなブックマークで、

 

またはTwitterで、

 

みなさんの案をください。

 

その他の媒体でも構いません。

 

質より量、思いつきで構いません。

 

大喜利的にボケていただいても構いません。

 

どしどし、ご意見ください。

 

 

こうやって集団の知の力を

 

結集できることが、

 

「知・情報・団結・平和的な抑止力」

 

ですよね。

 

みなさんと一緒に、

 

世界を変えていきたい。