発散と収束のあいだ ~ダイコンスクラム~

働き方改革?生産性向上?そんなことよりまず全員が幸せに働ける世界にしよう。「チーム」「信念」「感情」この3つの大切さを日本中に広めたい。思考と感情をダンプし、自分の輪郭を明らかにする。心理的安全性を高める哲学とか解説ポエムとか、アジャイルなマインドとか

自分では気づきづらい思考のクセ・強みの4パターン

#はじめましての方がいらっしゃいましたら、ぜひこちらの記事もお読みください。

#このブログにかけるぼくの意気込みを語っています。

 

はじめに

テーマ

は、「自分では気づきづらい思考のクセ・強みの4パターン」です。

 

人間誰しも、得意不得意があります。

考えることにだって、得意不得意があると感じています。

 

そこでこの記事では、思考の種類を4つのパターンに分け、

それぞれの思考について考えていくことで、自分の強み発見に役立てていただきたいと考えています。

 

 

骨子はこんな感じ。


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この記事で伝えたいこと

は、3つです。

 

思考のクセと強みってなに?

「思考のクセと強み」について、ぼくのイメージを言語化したいと思います。

 

3つの現実レベルとは

前提知識として、アーノルド・ミンデル氏が提唱する「三つのレベルからなる意識の階層性」についてご紹介します。

合意的現実、ドリーミング、エッセンスのレベルがあります。

 

4つの思考パターン

3つの現実レベルをベースに、どの領域が主戦場か?レベル間の行き来は得意か?などの観点で、思考パターンを4つに分類します。

 

ご自身が伸ばすべきパターンの見定めに役立つようなパターンに分けたいと思います。

 

 

ぼくが日々感じている、周りの人の「思考のクセと強み」を紐解き、

みんな自分の思考のクセと強みを知ってほしい!そしてもっと力を発揮してもらいたい!という心意気です。

 

思考のクセってなに?

ぼくのイメージを言語化します。

基本的には、以前記事にした「両端」です。

 

発散と収束

右脳と左脳

妄想と現実

仮説と事実

 

良し悪しじゃなく、どちらも大事だと思います。

 

もっと言うと、組み合わせが大切。

 

「クセ」なので、自分ではなかなか気づかないものです。

 

新しいものは身に付きづらいし、変えづらい。

 

逆に、「クセ」が付いているということは慣れているということ、つまり自分の「強み」になる可能性が高いということだと思います。

 

だったら、きちんと自分の思考のクセを知り、

別の思考のクセを持つ人を探して組めば良い。

 

さらに言うと、組んだ相手の良いところも、少しずつ吸収してほしい。

 

そんなスタンスで読み進めて頂ければ、嬉しいです。

 

3つの現実レベルとは

「プロセス心理学」のアーノルド・ミンデル氏が提唱した理論です。

簡潔に解説されているブログがありましたので、引用します。

(ちなみにすごく考えさせられる内容ですので、本文もオススメです)

 

・合意的現実レベル・・・ 誰もが合意できる現実、事柄。時間、お金、タスク、約束など。


・ドリーミングレベル・・・人の想い、価値観、モヤモヤ、感情、意図、背景など。一緒に握ることが難しい目に見えない言語化されたもの。


・エッセンスレベル・・・言葉にすらならない、対感覚、直感、宇宙の神秘、涙、比喩、そういうもの。

 

自己一致をして発信することの怖さ。 | ステップファミリー×組織開発=どちらも対話の質がポイント

 

さらに理解を深めてもらうために、事例っぽい話をしたいと思います。

 

普段仕事をするなかでは恐らく、『合意的現実レベル』に触れている時間がほとんどなのではないでしょうか?

 

論理、合理性、KPI、定量化、何を作るか?どう作るか?etc...

 

 

たまに議論が噛み合わないとき、一方は『合理性=合意的現実レベル』の話をしているのに、

他方は『何か嫌だ=ドリーミングレベル』を必死に訴えている状況だった、なんて光景を見ることはくらいは、あるかもしれません。

 

 

また、例えば音楽には『エッセンスレベル』が溢れていると、個人的には感じています。

 

大多数のミュージシャンには敬愛するミュージシャンがいると思います。

 

敬愛する側のミュージシャンと敬愛されている側のミュージシャンの曲がどこか似ている、と感じられた経験は無いでしょうか?

 

それは、『エッセンスレベル』と呼んで良いものだと理解しています。


※最近で言うと、あいみょんの「君はロックを聴かない」を聞いて、昔のスピッツの『エッセンスレベル』をビンビン感じました。

 

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※イントロはMY LITTLE LOVERの方が「ぽい」

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ちなみに、流行りの「デザイン思考」などは、『エッセンスレベル』に潜るための思考だ、とも教わりました。

 

普段『エッセンスレベル』なんて意識することは少ないかもしれませんが、実は様々なところで、その重要さに気づかれつつあります。

 

4つの思考パターン

さて、本題です。

まずは、以下の図(絵)をご覧ください。

ぼくは、思考のクセを4パターンに分類しました。



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パターンごとの力を、少しだけ言葉にしてみます。

(図中の数字と、下のパターンの数字を対応させています)

 

パターン① 留まるのが得意 × 現実レベル

多岐にわたる視点から、綿密に事実や文献を調査し、その情報を整頓して溜め込む力

『発散と構造化』

 

パターン② 留まるのが得意 × エッセンスレベル

誰かがもやもやしそうなポイントに対し、力ある問いや問題提起を通じて、みんなのモヤモヤを吐き出させる力

『The 発散力』

 

パターン③ 潜るのが得意 × エッセンスレベル

言語化したり吐き出されたモヤモヤの中から、「この辺がポイントじゃない?」という匂いを感じ、共感できる「何となくこれかな?」を炙り出す力

『発散と収束のあいだ』

 

パターン④ 浮上するのが得意 × 合意的現実レベル

「何となくこれかな?」ピンと来つつあるけど言葉にできない結論を、余すことなく納得感ある言語に変換する力

『発散から収束』

 

以上、4パターンのご紹介でした。

※あくまでも個人的な見解です。

 

ご自身がどのパターンに当てはまるか、ぜひ考えてみてください!

 

ちなみにぼくはパターン③に当てはまるんじゃないかと、自分では思っています。

 

今一緒に仕事しているチームには全タイプの人がいて、ものすごくシナジーを感じています。

 

なんという奇跡。

 

まとめ

今回は、「3つの現実レベル」をベースに、『意識を留めるのが得意か動かすのが得意か』『合意的現実寄りかエッセンス寄りか』の観点で、パターン分けしてみました。

 

ご自身がどのパターンに当てはまるか考え、意識的に自分とは違うタイプの人を探して、一緒に働いてみるのがオススメです。

 

きっと、新しい発見がたくさん得られると思います!  

 

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