発散と収束のあいだ ~ダイコンスクラム~

働き方改革?生産性向上?そんなことよりまず全員が幸せに働ける世界にしよう。「チーム」「信念」「感情」この3つの大切さを日本中に広めたい。思考と感情をダンプし、自分の輪郭を明らかにする。心理的安全性を高める哲学とか解説ポエムとか、アジャイルなマインドとか

信念と生きがいと夢、ぼくがブログを始めた理由

はじめに

今回のテーマ

は、「信念と生きがいと夢、ぼくがブログを始めた理由」です。

 

先日、ゴールデンサークルの記事を書きました。

diver-conver-scrum.hateblo.jp

 

改めてサイモン・シネック氏のスピーチを聴いて、ぼくも「Why」を言語化していないな、と気づきました。

なので、ぼくの信念や生きがいや夢を、ここで言語化させてください。

 


f:id:paraesta:20191017081737j:image

骨子はこんな感じ。

 

この記事で伝えたいこと

は、1つです。


日本で働く全ての人を変えたい」。

ゴールデンサークルの「Why」に当たるぼくの夢、みんな「豊かな感情」を出せるような世界、良い「チーム」で、「信念」「生きがい」を持って「強み」を発揮できるを作りたい想いを語ります。

原体験の様なものにも、遡ってみます。

 

夢を語ることで、同じような世界を目指す同志を見つけて、ゆるーく繋がり始めたいなー、と思います。なので、今回は特にコメント大歓迎です!

日本で働く全ての人が『想い』に包まれるように

ぼくは今、こんな信念を持って何事にも取り組んでいます。

 

「『想い』に包まれる世界」の実現に向けてやりたいことが、3つあります。

 

1.感情を押し殺すことなく、感情を豊かに出しながら働ける世界にしたい

2.個で争わず、ただ群れず、チームとして働ける世界にしたい

3.みんなが信念と生きがいを持つことができ、強みを発揮し掛け合わせながら働ける世界にしたい

1.豊かな感情

今の日本社会、日本の会社では、できるだけ感情を押し殺すことが求められているように感じます。

 

これで本当に良いのでしょうか?

 

「感情なんて集団を乱すことにしかならない」と主張される方もいるでしょう。

感情に集団を乱す要素が存在することは、否定しません。

 

一方で、感情を出さずに集団になった「群れ」に、大きな価値は産み出せるでしょうか。

 

多様性が求められる時代と言われて久しい最中、感情抜きの多様性は、大きな価値を生むでしょうか。

ぼくは、「否」だと思います。

一時的に集団を乱すことになる感情も、きちんと向き合って扱えば、強い結束を生みます。

 

そして最も大切にしたいのは、感情を押し殺す集団に属するのは、人間にとって健康では無い、という想いです。

 

人が人でいられるのは、自分の感情を素直に出せるときではないでしょうか。

人が人でいるときに、素敵なことが起こると、ぼくは信じています。

 

なのでぼくは、「豊かな感情の世界」を作りたい、です。

2.群れでなくチーム

まずは、こちらをご覧ください。

僕はチームビルディングのワークショップなどで、「チームとグループの違い」という話をすることがあります。
グループとは「群れ」であって、誰かに与えられた目的や役割に従って進んでいる未発達な状態です。一般的にも「仲良しグループ」という表現はあるけれど、企業内の組織のことを「仲良しチーム」とは言いませんよね。チームは「団」であり、自分たちで目標やルールを作り、役割で動くことができます。

『宇宙兄弟「完璧なリーダー」は、もういらない』第4章チームの成長とリーダーシップ(2/2) | 『宇宙兄弟』公式サイト


今の日本社会や組織では、与えられた目的に沿って決められたルールに従って行動することを、個人に求めるシーンが多いのではないでしょうか。

 

決められたことを「群れ」でこなすことは、決まった目的への最短距離を効率よく進むことに繋がるでしょう。

 

でも、

 

誰かが決めた目的地が、間違っていたら?

自分が納得できなかったら?

「群れ」の中の個人が、自分の役目だけを淡々とこなしていったら?

 

進む道のりはやらされ感満載、縦割りで非協力的で、不健康な日々になるでしょう。

また、その先の目的地にたどり着いたとしても、個人の達成感はどれほどのものでしょうか?

心当たりがある方も、いらっしゃるのではないでしょうか。

 

ぼくは、自分の決めた目的地に向かって、同じ気持ちで目的地に向かえるチームをたくさんつくりたい。

 

共に考え、悩み、道を切り開いていけるチームで前に進むことがどれほど幸せなことか、経験のある方なら分かるのではないでしょうか。

 

こんなチームが日本を変えていくと、ぼくは信じています。

 

なのでぼくは、「群れでなくチームの世界」を作りたい、です。

3.信念と生きがいと強み

信念と生きがいを即座に自分の言葉に出来る人は、どのくらいいるでしょうか?

 

「感情抑止」「群れ」の世界では、個人の信念も生きがいも必要とされず、それが行きすぎると個人の強みでさえ必要とされず、意識しなくなることもあると感じています。

信念も生きがいも求められず、強みも求められない世界で、人は健やかでいられるでしょうか。

 

一方で、信念と生きがいを持って、強みを発揮して活動できれば、これほど健やかで前向きに、社会と向き合えることはありません。

事実、ぼく自身がチームから自分の強みに気づかされ、信念と生きがいを見出だし、この記事を書こうと思った瞬間から、見える世界が全く変わりました。

社会と向き合うってこう言うことか、と気づきました。

 

信念と生きがいと強みが、人を良い方に向かわせると、ぼくは信じています。

 

なのでぼくは、「信念と生きがいと強みを発揮できる世界」を作りたい、です。

(おまけ)原体験のようなもの

感情と信念と強みのはなし

ぼくには弟がいます。

 

彼はセンスに溢れる男で、ぼくにはとても輝いて見えていました。

 

中学生くらいのことでしょうか。

 

弟には好きなことがあり、それを実現するべく、進路を父に相談しました。

 

父はほんの少しだけエリート気質で、弟のその進路を、認めませんでした。

 

弟は何度も掛け合いましたが、父は認めませんでした。

 

弟は結局、その道を諦めてしまいました。

 

ぼくから見た弟の輝きは、それ以降、少し色褪せたように思います。

 

このときに弟のために「何も出来なかった」という無力感は、ぼくの中にずっとくすぶっています。

 

この「くすぶり」は、今のぼくの夢に繋がっているような気がします。

感情とチームのはなし

ぼくは中学の一時期と、高校の一時期、ほんの少しだけ、いじめられていました。

 

うまく周りに溶け込めず、孤立し、疎外感を感じていました。

 

溶け込めなかったのは、おそらくぼくに原因があります。

 

溶け込む努力と、勇気が持てませんでした。

 

当時の同級生を責める気持ちはありません。

 

ですが一方で、もし誰かが声をかけてくれたら、おそらくぼくの辛さは減ったと思います。

 

これから先、こんな風に寂しい想いを感じる人を、少しでも減らせれば良いな、とも思っています。

 

誰も置いていきたくない、と思います。

 

こんな「小さな傷」も、今のぼくの夢に繋がっていると感じています。

まとめ

「日本で働く全ての人が『想い』に包まれるように」

こんな「Why」に気づき、行動していく中で、このブログを書こうと思い立ちました。

この「Why」の実現を通じて、もっと、優しい世の中に、ぼくはしていきます。

 

ゴールデンサークルでいう「How」はまだ定まっていませんが、このブログはぼくの想いを実現する小さな手段、「What」のひとつになると信じています。


スクラムも、「What」のひとつだと考えています。

特に、スクラムで大切にする5つの価値基準、「Commitment(献身)」「Openness(開かれた心)」「Respect(尊敬)」「Courage(勇気)」「Focus(集中)」は、重要なマインドだと信じています。

この価値基準については、また改めて記事にします。


感情と向き合い、「対話」を促進するグラフィックファシリテーションも、ぼくの大事な「What」です。

「対話」についても、改めて記事にします

(会話と議論と対話は、違うのです)

 

「日本で働く全ての人が『想い』に包まれるように」

 

長くなってしまいましたが、ここまでお付き合いくださった方、ありがとうございました!

応援のコメント頂けると、大変喜びます。

 

みなさんの力をぼくに、貸してください。

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