ただの怪しいSF的妄想「現世は仮想現実なんじゃないの」
現実世界は、高度にプログラムされた仮想現実なんじゃないかとしばしば思うことがあります。MMO RPG。
隣のあの子はNPC?
人の話を聞いてない人や、話が伝わらない人、自分で自分のことが見えてない人は、NPC(ノンプレイヤーキャラクター、人が操作していないキャラクター)なんじゃないかと思ったりしていました。人が操作していないから、噛み合わないのかも……と。
でも最近、この考えは「逆」だなと思い始めました。「逆」というのは、プレイヤーとNPC、ゲームの外とゲームの中の関係です。
プレイヤーとNPC
今ぼくたちが生きている現世を仮想現実と考え、これを仮に「リアルゲーム」とします。「リアルゲーム」をプレイする人(いるか知りませんよ)が暮らす世界を「現実」とします。
「リアルゲーム」上に暮らす人=NPCの自我は、「リアルゲーム」上にあります。NPCは「リアルゲーム」上に生まれたのですから。「現実」に暮らす人の自我は、「現実」にあります。「リアルゲーム」上のキャラクターは、抜け殻です。
つまり、「リアルゲーム」上での振る舞いや言動が怪しい人は、「現実」に暮らす、下手くそなプレイヤーです。「リアルゲーム」上で自我がものすごく発達している人は、仮想現実にプログラムされたNPCです。
メタ認知
「リアルゲーム」上でのメタ認知力が高いのは、仮想現実にプログラムされたNPCです。「リアルゲーム」上でのメタ認知力が無いのは、「現実」に操作者がいるプレイヤーです。「リアルゲーム」の目の前にいるのは抜け殻です。
ぼくはメタ認知力が高いとしばしば言われます。つまり、コーディングされているのはぼくかもしれない。
という怪しい妄想。
起こりうる技術的な差異
NPCは「リアルゲーム」システムに組み込まれていて、プレイヤーは「リアルゲーム」システムにアクセスすると考えたときに、色んな差異が発生しそうです。
(リモートアクセスっぽくなることに対するプレイヤーのネットワーク遅延)
いくばくかの遅延は起こると思います。万が一システム側に遅延が起こった際、外にいるプレイヤーは遅延を観測できますが、中にいるNPCは遅延したことに気づきはしないでしょう。
(プレイヤーが発言する際のインタフェース的な遅延、不自然さ)
今はキーボード入力やフリック入力、音声入力も市民権を得てきました。でもNPCは言うなれば「脳内直接入力」なんのインタフェースも用いません。何かしらのインタフェースを介して発言するプレイヤーは!ときにタイポ的な誤入力も起きそうです。よく噛む人は外の人かも。
(プレイヤーが動く上での操作の遅延、不自然さ)
昔、バイオハザードというゲームで、歩行が「カタコト」になったのを思い出しました。別の世界でナチュラルに動くのって、本当に難しいです。例えば何か箱を開けるときに戸惑っている人を見つけたら、その人はプレイヤーで、「コマンド?→はなす→『そこには誰もいない』→コマンド?→しらべる」という動作を外の世界でしているのかも。
おわりに
思いのままに羅列してしまった。よく分からない記事になりました。まとめられない。
ちなみに手塚治虫も、似たようなことを考えていたとかいなかったとか。
科学|手塚治虫のメッセージ|手塚治虫 TEZUKA OSAMU OFFICIAL
おわり。
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